2014小笠原遠征 1日目
2014年3月8日
前日はなんだかんだ夜遅くまで起きてしまいました。いつもより眠たい目をこすりながらやってきました竹芝港。
なんでも、乗船する人が朝早くから長蛇の列を成しているとネットかどこかで見たもので6時過ぎくらいに行ったのですが、私たちは2番手…。そして、後続の人は全く来ない。
私たちと1番手のこの人はネットの情報にまんまと騙されてこんな朝早くに着たのではないか?そんなことを思いつつ。
今から小笠原に出航するというのに海人の袋に入った土産を持っている図。不思議である。
今まで長距離の移動は飛行機ばかりの私たちにとって船旅は新鮮。しかも、乗船時間は25時間と私は経験したことない長さ。目の前にある6000トンの船体にわくわくする一行。
私たちは一番安い2等船室、いわゆる雑魚寝の部屋。そこに荷物を置いて上甲板にあがります。船が出港するところを眺めて、船内を探検して…。
寝る。
私たちはもう疲れているのだ。他の乗船客はこれから旅が始まる!というときに。この広い2等船室で出航早々本気で寝に入っているのは私たちぐらいなものだ。
そもそも昨日のこの時間はまだ与那国島に居たのだ。他の乗船客に「いや~、昨日与那国島から来て、疲れちゃって☆」みたいな話をしても理解されないことだろう。
起床。
すこし物憂げな目で外を見てみる。なんというか「知らぬ間に船に乗せられた。」とか「なんでこんなことをしているんだろう。」そんな感じである。
寝て元気を取り戻した一行。人生ゲームをやります。でも、これすごいやりにくかった。お札が小さすぎて。
初めての船旅は楽しかった。大きい船故に設備も整っているし、揺れも少ない。
明日はいよいよ父島到着。
それでは。
2014与那国島 春合宿5日目
2014年3月7日
数日お世話になったショップを後にします。しっとりと水を含んだウェットスーツをダイビングバッグにしまい、ようやくここの雰囲気にも慣れてきたのに名残惜しいなぁなんて思いつつ。
小さな小さな与那国空港。来たときには既に超過重量だった私の荷物でしたが、帰るときにはさらに荷物重量が数キロ増えてました。なんとかそういう客はよくいるのかスルーしてもらえました。ありがたや。
時間が少しだけあったので空港の食堂っぽいレストランで昼食をとってました。レストランには晴れた日に台湾が見えたときの写真が飾ってあり、こんな風景見たかったなぁなんて思いつつ、飛行機が到着したので乗り込む準備を。
来たときと同じ小さな飛行機に乗って石垣島へ渡ります。
このまま関西空港へ?
我々は羽田へ行くのだ。
東京へ!
我々は与那国から小笠原諸島を目指します。地図が読めない奴の島巡り?割とそうかもしれないけど、仕方ないんです。この日程で行くしかなかったんです。
一路、羽田へ。関西に住んでるもので羽田空港とは縁が無いものと思ってました。私たちの大荷物でタクシーの運ちゃんを困惑させながらも、今日の宿泊地へと向かいます。
ホテルに到着。与那国とは違ってしっかりした作りの部屋になんともホッとした気持ちになる一行。しかし、時間はもう夜、お腹がすいたし何か探しに行くことに。また、Oさんのサンダルは腐っていたので捨てました。
夕食を求めた先で見つけてしまった、今は無きmic21品川店。私たちはいつもお世話になっているダイビングショップで取り寄せるか、ネットでアイテムを買っているので、こんな品揃えを目の当たりにした事が無かったのでした。財布の紐がゆるゆるだった私たちは、あれもこれもと買ってしまうのでした。
私はベスト買いました。衝動買いだったけど、与那国でもう寒さに打ちひしがれていたので仕方ない。あと、与那国でバブをスーツ内に入れるといいという話を聞いたので、そっちも買いました。
これまでに経験したことのない大型の合宿。
この先どうなってしまうのか。
2014与那国島 春合宿3日目
2014年3月5日
ダイビング2日目~
この日は海底遺跡に行きました。与那国といえばここって感じですよね。人工的に出来たものだとか、自然に出来たものだとかっていう話もありますがそれは置いといて、地形ポイントとしてとても面白いところでした。
回廊部分で記念撮影。このときうねりが強くて皆結構ゆらゆらしてます。
星型の台座のような部分、こんな形自然に出来るものなんでしょうかね。
次はハンマーヘッドを見に行きました。ここのポイントは辺りに岩場とかなくて、海底も見えずなんとも飛んでいるような気分になるポイントでした。
潜り始めて少ししたときからハンマーヘッドが1匹か2匹か私たちの周りをうろうろし始めました。でも全然近くに来てくれませんでした。
この日は曇ってるし、そこそこ深く潜ってるから光が足りない。よって写真がぶれる!仕方ない。
上の写真ではなんとも分かりにくい写真ですので少し手直ししてみました。
ハンマーヘッドは終始遠くにいましたので、もっと近づいてきてくれればはっきりとした写真も撮れたのにな~と。
この日は2本で終了。昼からはレンタカーで島内を巡りました。
与那国島から送った絵葉書と同じ場所を巡ったり。
その隣にあったDr.コトーの診療所?これ以上は近づけませんでした。
地元の方とお喋り。
立神岩って言うそうです。
遠くに座礁してるタンカーがあってそれを見に行ったんですけどね。この等間隔な距離感が私たちを良く表してます。
与那国の馬。
ここが日本の最西端ですよ。みたいな石碑。記念写真撮りました。
宿に帰ったら船長が捌いた魚を食べさせていただきました。このとき、レンタカーを返しに行ってた組は食べることができず・・・。
だいたいそんな1日でした。
それでは
2014与那国島 春合宿2日目
2014年3月4日
なんかもう与那国島の雰囲気に打ちのめされて一晩明けました。はい、ダイビングやります。
この合宿からカメラ勢に加わった私、といってもピントを合わせてシャッターボタンを押すことしか知らなかったのでした。このとき使っていたカメラはオリンパスXZ-2+PT-054。メーカー純正の安いハウジングが出ているため、カメラとハウジングをセットで揃えやすかったのでこの組み合わせにしました。
同期の部員がTG-810とTG-820を使っていたので、被るのもどうかなーって気持ちもあったり。しかし、いいカメラでしたXZ-2、オリンパスはもう高級コンデジ路線はやめてしまったみたいですけど、後継機待ってた人は多いんじゃないかな?
後継機が発表されないことが分かるとハウジングが高騰したのでそのタイミングで売ってしまいました。ともあれ、お世話になったカメラでした。
与那国では地形のポイントが多かったかな。お世話になった与那国ダイビングサービスさんでは1本ごとに沖に出ては帰ってくるスタイル。1日にだいたい3本潜ってたんですけど、1本目2本目3本目と微妙に空き時間があるんですね。私は寒いからウェット脱いで服に着替えてたんですけど、30分もしたらまたウェットを着て出発といった感じ。
遊ぶ部員。安全停止の時間とかだいたいこんな感じです。
もうね、寒い。安全停止の時間がつらい。横にいるSKはなんとも平気そうなのが私の寒がり具合の表現に一役買っている。
与那国では初めてナイトダイビングをしました。夜の海でも与那国の海は透明度が高く、ライトが無くてもなんとなくあたりを確認することができました。でも、それはライトをオフにしているときだけでライトを使っていると明順応してしまって照らしているあたりしか見えない。
気分は海底二万マイルのノーチラス号。
それでは。
2014与那国島 春合宿1日目
2014年3月3日
今回の合宿は与那国島。日本の最西端ですね。島から天気がよければ台湾も見えるとか。この与那国島、石垣島まで行って一晩泊まって船で与那国島まで行くしかないと思っていたのです。となると行き帰りで日数がとられてしまって合宿で行くのは難しいかななんて考えていたのですが、1日で与那国島まで行けるようなので行こうとなりました。
毎回合宿というのは初日が盛り上がりのピークにひとつであると思います。特に朝。これでもかというくらい持ち物の確認をして、仲間と集合して、ようやく合宿が始まるといった感じで。
与那国島に行くまで3回飛行機を乗ります。まず関空から那覇へ、次に石垣へ、そしてようやく与那国へ。1日掛かりですね。
那覇では次に乗る便まで少し時間があったので国際通りへ行くことに。国際通りには初めて行ったというか、沖縄本島に行ったのも初めてでした。
そして、立ち寄ったのがココ。大北海道展。沖縄楽しみに来たんだか、北海道に行きたいのやら。ここでもすこし食べ物をつまみましたけど、お昼はソーキそば食べましたよ。
もう旅行から帰るのかな?というくらいにみやげ物とか買ったりして大量の荷物を持って石垣島へ向かいます。
ここは、石垣島の空港。与那国島への飛行機を待っています。写真では隠れてしまって見えませんが、皆疲れた顔をしています。朝のわくわく感は何処へ。でもこれが楽しいんだな。
来た!与那国島への飛行機だ、ってこれがとても小さい。それにプロペラの飛行機って初めて乗る。ちょうどエンジンの横に乗ったけどうるさかったかも。飛行機の中の座席はなんと言うかバスみたいだったような。
着きました与那国島。天気は良くない、個室と思いきや相部屋、次の日から同じ地域の大学生サークルが大挙して押し寄せるなど、めくるめく展開に驚きっぱなしで、1日中移動してたので疲れ顔。朝の元気な顔は何処へ。
しかしまぁ!そんなこと言ってても仕方ないので国際通りで買ったバームクーヘン食べて寝ることに!
初日はここまで
NIKONOSを水中で使う
NIKONOSってご存知?
ニコンから出てたフィルムカメラなんですけどね。ダイビングにも使用できるんです。
私はそれなりに歴史のあるダイビングの部活に入っており、いつものように部室で何か遊び道具がないか探していたんです。そこで見つけたのがNIKONOSⅢ。
部室でこのカメラを見つけたときはなんともひどい状態で、誰かが無理やりフィルム室を無理やりこじ開けた跡がある。それでもシャッターは開いてるようで早速家に(勝手に)持って帰り、カメラのキタムラでフィルムを買ってきました。
NIKONOSⅢはレンズ部分、ボディ外側、軍艦部とボディ内部といった風に分かれます。ボディ外側がハウジングのような役割をしてるんですね。ボディの両端についてる銀色の爪で軍艦部と内部をごそっと引き抜く感じです。
NIKONOSⅢは他のフィルムカメラとは違って水中で使うことも考慮されているので頑丈なボディになっています。また、フィルム巻上げとレリーズが一連の流れで出来るようになっている独特の巻上げ方式が素敵です。それに水密性があるためかシャッター音がとても小さいです。是非ともオペラハウスでのご使用にどうぞどうぞ。
このNIKONOSⅢを使って数本撮ってるうちに異常に気付きました。コマが抜けている…さすがに夏は灼熱、冬は極寒の部室に数十年も放置されていると無事ではすまなかったようですね。シャッターに粘りが出てきてるのかな?それでも思い入れのある一品です。ただ部室に返却する必要がありましたら戻しますので…。
さ、そして気付いていたらやってきたのがNKONOSⅣ。なんと節操のないものか。ヤフオクで3000円なり。安い?高い?
なんというか、Ⅲよりカメラらしい形になりましたね。Ⅲとは違ってニコン独自の開発だからかな?このカメラもとても頑丈でシャッター音小さいです。ただ、絞りに応じてシャッタースピードが決まる方式には好き嫌いが出るかも?
このカメラも数十年前のもので勿論水中では使えません。使えません?使ってみました。
この日、ISO400のフィルムしかなかったのでそれを詰めて行ったのだけどもうすっごい晴れてる日で絞っても絞っても露出オーバーになってました。でも写真見てみるとアンダー気味、太陽の光に引っ張られてしまったかな。
水深5mプールで底に放置してても未だに動作に影響はありません。まだ影響がないだけかも知れませんが。海水とはまた違うでしょうし、そのうちダイビングでも使ってみたいものですね。私にそれだけの思い切りがあればですが。