Lotus memories.

ダイビング、旅行、それからカメラ

2013西表島 夏合宿1日目

 2013年9月2日 

 

 今回は西表に行った話。

 この合宿はなんというか、良くも悪くも普通の合宿。奄美のように初回のインパクトは無いし、この後に控える合宿のような派手さは無いような。この部活に続いていた合宿の形式を踏襲をしたという思い出。西表まで行っておいてなんという贅沢な言い草だ。

 

 さ、もともとは小笠原諸島に行く予定だったのです。GoogleMapで適当に海に浮かぶ小島を調べていたらたまたま見つけたので。このときまで小笠原諸島が東京の真下にあるとか知りませんでした。こんな辺鄙なところにある島行ってみるしかないじゃないの。といった具合で。

 他にも、与那国島候補にあったような気がします。日本の最西端ですね。ここはさすがに場所は知ってました。行ってみたい理由?同上でございます。

 

 が、後輩より沖縄に行きたいと申し出があったため小笠原は取り消し、与那国島は春のほうが良いとの話を聞いたので巡り巡って西表島へ行くこととなりました。

 

 前置きは、このあたりにしておいて合宿に出発します。関空より石垣空港、石垣港より西表島の上原港に渡ろうとしたところ!欠航になっているではありませんか!

  このとき、沖縄本島あたりで台風が発生していてこちらまで影響を受けていたんですね。あわや、合宿中止かといったところで同じ西表島の大原港なら船が出るとのことで急遽そちらへ変更しました。合宿中止といったって帰りの飛行機の席もないし1日待ってでも西表島に渡るんでしょうけどね。

 

 さ、紆余曲折を経て今回の旅館である西表島 民宿 パイン館に到着した訳です。ここで、部屋割りの問題が!

 今回の合宿参加の男は3回生1人、私たち2回生5人、1回生5人。部屋は3人部屋、2人部屋、6人部屋。

 まあ、順当に3回生の先輩がいちばん綺麗な3人部屋を選び、私たち2回生がジャンケンして、勝った2人が3回生と同じ3人部屋に入ることになりました。私は負けてしまった側なので6人部屋にするか2人部屋にするか・・・という問題になります。どちらにしたって後輩と一緒で気を遣ったり気を遣われたり、どうにかして同回生だけの空間を作りたいわけですね。

 1回生5人を2人部屋に押し込む訳には行かないから、先輩の私たち3人が四畳半の2人部屋に押し込まれることになったのです。

 

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 f:id:qggywo:20161201225237j:plain まぁ、布団敷くだけで一悶着あるわけですね、収納部分に突っ込んでるのが私の布団なんですね。四畳半だから布団敷くだけで荷物広げるスペースも無いんです。そんなわけで、収納部分にキャリーケース突っ込んだり、隣の部屋に荷物置いたりしてました。

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 これは入り口から見下ろした写真なんですけどOさんの顔がすぐ下にあるんです。こんなの扉開くたびにびっくりですよね。Oさんも大変だけどOさんが寝てしまうと私は部屋の外に出られなくなるのだ。困った。

 

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 一方、1回生の大部屋です。広い。

 この部屋、水曜どうでしょうの西表編でも使われたそうな。先輩に教えてもらいました。

 さてさて、困ったことが続いた1日目ですが、それも仲間と一緒だと楽しくなるときもありますよね。

 

それでは

2013奄美大島 春合宿4日目、5日目

2013年3月7日

 

 ダイビングもこの日で終わり!ダイビング最終日です。

 この春合宿と次の夏合宿では水中写真が少ないんですよね。少ない上にお見せできるような写真も少ない。徐々に増え始めますので…。

 

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 私はこの合宿までアルミのタンクしか使ったことありませんでした。鉄タンクはどうにも慣れない・・・なんてことなく小さいし残圧減っても浮かないじゃないか!鉄タンクええやん!となっていたところです。

 

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 現代社会では食事を取る時間がないビジネスマンも多いかもしれない。そんなあなたに10秒チャージ!素早いエネルギー補給に!

 このころ、水中でウィダーを飲むことが流行ってました。これは、先輩方から伝わっていたものですが…

 まぁ、陸上で飲む方が普通においしいですよね。ウィダーやっぱり冷蔵庫から出したてがいいですよ。それに船上でウィダーの飲む時間すら無いなんてどんな状況なんだ、って。ぬるいウィダーを塩味交じりでわざわざ飲む必要なんて無いですよ。でも一度くらいやってみてもいいかもしれない。あの塩味のウィダー

 

 

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 貼るものないので!ウミヘビとミノカサゴ置いときますね!

 

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 このときの海は20℃以下で私には寒い。そこで、荒川さんはダイビング後に暖まるようにレモンティーを用意してくれていたのですが、結局寒い海中で飲む有様。このときは今より元気だったのかもしれない。

 

 

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 コレが荒川さんの荒川号。一切の無駄を排除した男らしい船である。私はこれで初の南国の海を学んだ。

 

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 基地へと帰る一行。スーツが重い。

 

 

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 この日は荒川さんの粋な計らいで荒川さん自らが取ってきてくださった魚介類や猪肉をご馳走になりました。写真はぶれてますけど本土で食べようとしたらべらぼうに高い金額になるであろうことは容易に考えられます。

 この日、荒川さんはモリを持ちながらガイドをしてたんです。漁師ですからね。そして、獲物を見つけると私たちに待てという合図を出して岩陰に隠れた、と思いきや腰に魚を引っさげて戻ってくるのです。なるほどコレがダイビングなのか!と私は思いました。この誤解は後々是正されます。

 

 夜も更けて、おなかいっぱいになり私たちは宿へ送ってもらいました。その後、随分長風呂をしたり、唯一の長袖が炭くさくなっていることに気付いたりしましたが疲れ果てた私たちはやがて寝てしまいました・・・。

 

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2013年3月8日

 

 合宿最終日の朝はいつもそう、とんでもなく気だるい。そりゃあ、昨晩はあれだけ騒いで遅くまで起きていたのだから。しかし、大倉旅館の朝食の時間は待ってくれないのだ。眠たい目にコンタクトをつけて食卓についてお茶を用意する。まだ、朝食の用意ができていなかったようで食卓横のソファにどっかりと座ってまた寝そうになる。

 美味しいけれど少し量の多い朝食を食べ終えて、今度は昨晩から干していた機材を片付けに行く。しっとり水を含んだスーツをしまい、集合写真を撮って荒川さんに空港へ送ってもらうのでした・・・

 

 が、

 

 向かった先はサトウキビ畑であった。山下さんのサトウキビ畑。各々サトウキビを持たされ「かじってみろ!」と言われている状況、あまり見られないのでは…。ここで持たされたサトウキビは皆処分に少し困ったようだが私は家まで持って帰りました。。

 そのおかげで少し空港では慌しかったです。受け取ったチケットを5秒で無くした私は更に慌てていました。

 

 何事も無く離陸、着陸して解散できました。京都駅に帰った後、近くのガストへ同期皆で行きました。1年一緒に活動していながらこんな機会は2度目なのでした。ここから私たちはすこーしだけ打ち解け始めたのです。すこーしだけね。

 

 ガストを後にして、一人暮らしの我が家に戻るのでした。合宿?旅行?で5日も家を空けたのは初めてだな。もうそろそろ新入生が入ってくるな。溜まった洗濯物を一気に片付けないとな。日常の他愛も無いことを考えながら家路につくのでした。

 

それでは

2013奄美大島 春合宿3日目

2013年3月6日

 

 合宿も3日目、中だるみの真っ最中です。この日は朝の集合時間に遅れて先輩に大目玉を食らいました。

 

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 怒られた後のなんともいえない空気。荒川さんを待ってます。この合宿では毎日機材トラブルが起きて出航する前に時間をとられていました。とっくの昔に部活の機材は傷んでしまって、改善は急を要する事態となっていたのです。

 その機材というのはBCとレギュレータのことなんですがこの2つは価格が高いということで部活に貸し出し用があるんですね。大昔は部員はそれぞれマイBCを持っていたそうですが、それも相当昔のことで最近10年程度は皆貸し出し用のBCを使っていたそうです。そりゃあ傷みますよね。

 

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 私と同じくマイBCを持って参戦したOさん、初日にインフレーターボタンが折れて1ダイブも使うことが出来ませんでした。そんなOさんの船酔いの図。酔ったOさんは氷水を頭から掛けられるのでした。

 

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 この日もお見せできるような水中写真はないです。ボケボケで。ブレブレで。それでも当時の様を思い出して当事者である私は楽しく思います。折角なので今まであんまり見たこと無いウミヘビを載せておきます。

 

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 この日はマダラトビエイを見ました。始めてみる大物にドキドキでしたね。え、どこにいるか分からない?

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 無理やり補正してこの程度ですね。仕方ない遠かったから。マダラトビエイもこの後数年見ることが無かったと思うとなかなか貴重。あと写真には残ってないんですけどサメも見ました。これも遠くてどんな種類のサメか分からなかったんですけど…。

 

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 荒川さんから高瀬貝を持たされる図。ガイドさんからモノ渡されたらそれ持って写真撮らないといけないみたいな風潮ありますよね。

 

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 ダイビング後の船上。遊ぶ。

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 遊ぶ。

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 遊ぶ。このとき荒川さんは船の真下で魚を突いてました。漁師ですからね。水面で騒がしくてごめんなさい。

 

 

 

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 さて、私が家から持ってきたスーパーファミコン。実は結構やってたんですよね、写真には残ってないけどボンバーマンとか。理解のある先輩でよかった。上の写真はときメモ2をクリアしたOさん。この日のために箱説完品を用意しておいたのだ。合宿とは一体。2013年とは一体。

 部活の合宿とは思えない光景、現役時代のブログであればダイビングやってます!頑張ってます!みたいな書き方をするかもしれないけど裏ではこんな感じなんですよね。しかしながら、オンとオフは分けておりますので・・・

 

 オンは何ぞやという話なんですが、ダイビングしてログを取ることの他に合宿先からOBとかお世話になっている人に葉書を出すんですね。これがまた、めんどくさいのです。

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碌に書いてないお前が言うなという文句はこれ以上受け付けられません。

 合宿先から定型文を書いた葉書より土産話を聞かせた方が盛り上がると思うのです。ただ、自分が貰う立場になってみると嬉しいんですな、これが。しかし、これで合宿に言ってる現役生の時間が奪われると思うとやはり無くてもいいのではないかな。折角遠くの島に行ってるんですから。島内散策してほしいものです。

 

 本筋に戻ってこの手紙、やっぱり目上の方々に出すものですからきちんとしてなくちゃいけない。誤字があればもちろん、少々の汚れがあっても最初からやり直し。合宿の夜はこの葉書作業に吸い取られていくのです。その合間でゲームを一緒にしたり、その日の写真を見返したり。それとなく存在していた同期たちのぎこちなさは無くなっていくのです。私は力になれてないけど。

 

 この日のうちに葉書は投函できたんじゃないかな。この大倉旅館、ポストが遠ければ最寄の商店も遠い。夜になれば皆でとぼとぼと歩いたものです。20分と少しぐらいの距離ですが皆で喋っていれば割とすぐ着きます。エブリワンというコンビニで店の中には焼きたてのパンが置いてあったり大変充実していました。夜に開いてる商店があるだけましかな…

 奄美ダイビングも残すところあと一日、ダイビングするの3日って短く感じますよね。ね?

 

それでは

2013奄美大島 春合宿2日目

2013年3月5日

 

 この日からいよいよダイビング開始!

 いや、それはひとまず置いといて、ね。

寒い。

  なにも一晩寝て気付いたわけじゃないです。奄美大島に降り立った瞬から寒い。宿にはストーブが各部屋に備え付けられています。

 厚着しようにもスーツケースの長袖が入っていたところに今はスーパーファミコンが鎮座しているのだ。ああ!

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 このブレブレの写真を見ていただいても分かるように後ろにはストーブ、厚着。冬である。

 

 しかし、そんなことばかりいってられないのです。ダイビングに行くのだ。マイBCを持って!

 

 このときお世話になったショップはダイビングショップKENKENさん。リンクを張ろうとしたら繋がらなかったのだけどまだやっているのでしょうか・・・。

 KENKENのガイドである荒川さんは海の男であり山の男でして、そらもう男の中の男なわけです。猟師で漁師です。そんな荒川さんは船も男前となっておりまして、どう見ても漁船なんですね。

 荒川さんに連れられてショップに向かいます。秘密基地感溢れる建物でした。舵輪や鹿の角、水中銃が一面にありなんともわくわくする品が所狭しとありました。ここで着替えて海へ向かいます。

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 今まで乗ったボートでいちばん狭いと思います。しかしこのときはコレが普通だと思っていたし、船にトイレやシャワーが付いているわけないじゃないかと考えていました。このときは・・・

 

 ダイビングの写真なんですけどお見せできるようなものが無いんですね!皆カメラ持って潜るのは初めてか初心者。舞い上がった砂にピントが合ったり、魚の前のゴミにピントが合ったり、カメラの腕もあるけどダイビングスキルが問題では!?といった次第。

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 ほら!ウニですよ!この南国に来て撮るのはまさかのウニだ!舞い上がる砂!ピンボケ!コレ何撮ってたんだって写真連発してた当時を思い出しますね。今でもピンボケ連発してる話は置いといてね。

 

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 こちらはカクレクマノミ。フレアに砂に画面が騒がしくなっております。

 

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 こちらは舞い上がった砂にピントを奪われず、余計なゴミも無い写真。私は持って行ってたパソコンにその日の写真を入れて、見返すのがこの合宿からの楽しみの一つです。

 小さなパソコンの画面にみんな集まってこの写真はこういう状況のやつだ、この写真は綺麗に撮れてる、なんていいながらね。この上の写真は偶然の産物かもしれないけど当時は皆して「おー!」なんて言いながら見てたんじゃないかな?それぐらい私たちには水中写真が難しかったのです。

 

 この日は2本潜って終了。宿に帰ってストーブで暖まるのでした。宿に帰ってからOBに手紙を書くという作業があるのですが、それは後日・・・

 

それでは

2013奄美大島 春合宿1日目

2013年3月4日~8日

奄美大島にて春合宿を行いました。 

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 私が大学に入学したのは2012年の4月。となると、なぜ夏にダイビングに行ってないんだって話ですね。

 いや、その年の9月に夏合宿あったんですよ?(私以外は)久米島に行ったんですよ?(私以外は)

 実は夏のライセンス講習のときに耳を故障してしまい、留守番をしておりました。久米島がどのような合宿かも書き残しておきたいところですが、行ってない私には内容がよく分かりません。写真もあまり残っておりません。残念。

 留守番をしていた夏合宿の後は他の部活を覗いていたり、ダイビング部を出奔したかと思いきや戻ってきてBCをいきなり買ったりしていました。経験本数0なのに。

 

 そして、年は変わって2013年。ついに春合宿に参加することが出来ました。合宿に行くにあたって2コ上の先輩方からアドバイスを頂きました。

「2月の沖縄とかあのあたりは暖かいから長袖は要らない。」

 長崎から南に行った事のない私はその言葉を信じてスーツケースの中の長袖を取り出し、開いたスペースにスーパーファミコンとコントローラー5個を詰め込みました。

 

 前置きが長くなってしまいましたかね、紆余曲折を経ながらも2013年3月4日を迎えました。参加するのは1コ上の先輩1人と同期が私を合わせて6人の計7人。この頃の私たち同期は入部してもう少し1年が経とうというのにあまり打ち解けていませんでした。お互いに顔見知りなところがあったとはいえ、打ち解けて無さ過ぎなのでは?と今では思いますね。

 

 伊丹空港に集合してからデッキに上がり、皆無言で飛行機を見つめます。

 何の時間なんだ。

 

 何事も無く飛行機は飛び、奄美大島に着きました。このときの宿は大倉旅館というところで宿泊客は私たちだけでした。この宿、食事はとてもおいしいんですけど量が多いこと多いこと、次の日からご飯を少なめにしてもらいました。

 

 ダイビングまでたどり着きませんでしたが今回はここまで・・・

 

 そして、この春合宿の5日間、私は海で陸で南国の寒さに打ちのめされるのであった・・・

最初に。

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 今となっては昔のこと。十八の時分にどのような行動して、何を感じたのか今となっては記憶の欠落も多くなりつつあります。幸いなことに膨大な写真が残されているので、それを元に少しずつ振り返ることにしましょう。あくまで私の備忘録であり、私の視点が主となります。

 

 さて、ようこそいらっしゃいました。ここは大学時代のダイビングで行った合宿、旅行についてもう一度書き起こしてみようというブログです。他のブログにも似たようなことを書いたことがあるのですが、こちらではダイビングより旅行を重視した内容となるはずです。

 

 勿論、この先もどこかへ旅をすることがあれば書き加えたいと考えています。

 それでは少しお付き合いくださいませ。